前節でアタランタに勝利を収め、3位へと浮上したラツィオ。日本時間31日、ホームのスタディオ・オリンピコにサレルニターナを迎えると、41分にMFマッティア・ザッカーニの2戦連続弾で先制に成功したが、後半、立て続けにゴールを奪われ、1-3と敗れた。
この結果、アタランタに追い抜かれて4位へと後退したラツィオ。指揮官のマウリツィオ・サッリがチームのパフォーマンスを分析した。
「最初は良い試合を見せ、主導権を握っていたが、1-1に同点に追いつかれてからがいつもと違った。おそらく試合に勝ったものだと考えていたため、心構えができていなかったのかもしれない。混乱してしまい、規律やバランスを失ってしまった」
サッリはサレルニターナ戦において、今シーズン4回の警告を受けているMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチをベンチスタートさせて温存。64分から切り札として投入したが、セルビア代表MFはわずか8分後、不可解な判定により警告を受け、次節のローマダービーを欠場することになった。サッリは怒りを隠せない。
「あらゆる障害を乗り越えていく力を持っていなければならないのだが、試合が穏やかにならなかった要因には、主審の試合裁きもあった。気前の良すぎるイエローカードだったって? あれはファウルですらない。ミリンコヴィッチがボールを持ってプレーしているところに、相手が遅れて入ってきて、回避することはできなかった」
「ボールを保持してプレーしている場面でこんなイエローカードは50年間見たことがない。このエピソードに関して本音を言ってしまえば、半年間の資格停止になるだろうね。ひどい一撃を受けたが、アイディアを再整理し、チームを立て直していきたい」
主審の判定にイタリア解説陣の見解は?
なお、72分のミリンコヴィッチ=サヴィッチのエピソードについては、『ダゾーン・イタリア』の「Sunday Night Square」に出演した元審判員のルカ・マレッリ氏がこのように解説している。
「足を踏む行為でステップ・オン・フットだが、映像を見ると、ミリンコヴィッチが相手に対して不用意なプレーをしたとは言えない。相手に向かって動いたわけではなく、通常の接触だ。ボールを持っていたのも彼であり、ファウル判定やイエローカードの提示は過剰だ」
また番組に同席したミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏も、この判定について「常軌を逸している。ボールを持っていたのに意味が分からない。これはカルチョではない」との見解を示した。
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