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「ディバラはユーヴェを離れ完全復活した」OBバルザーリ氏ら伊解説陣が成功の背景を議論…不振の王者ミランも分析 | セリエA

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「ディバラはユーヴェを離れ完全復活した」OBバルザーリ氏ら伊解説陣が成功の背景を議論…不振の王者ミランも分析 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのOBのアンドレア・バルザーリ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣がセリエA第18節について見解を示した。

セリエA第18節では、ユヴェントスとのビッグマッチを5-1の大差で制したナポリのほか、インテルやラツィオ、アタランタやローマなどの上位勢が勝利を収めた一方、昨年の覇者ミランはレッチェと2-2に終わり、2試合連続でドローに終わった。

そんな中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」に出演。ユヴェントスOBのアンドレア・バルザーリ氏はまず、フィオレンティーナ戦でドッピエッタ(1試合2得点)を記録した元同僚のパウロ・ディバラに見解を示した。

ローマのスターとして復活したディバラ

古巣のユヴェントスでは、クラブの将来を背負う逸材として背番号10番を託されていたディバラ。だがクラブのプロジェクト変更の影響もあり、昨シーズン限りで契約満了によりトリノを離れると、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマに新天地を求めた。

ローマでは、たった1人でチームを勝利へと導き、リーダーとしての風格も漂わせつつあるアルゼンチン代表FW。バルザーリ氏は、昨夏の移籍が正解だったと主張した。

「ディバラはユヴェントスを離れたことで、完全復活を果たすことができた。ローマの入団会見では、多くのファンから歓迎され、チームには彼のことをマネージメントできるモウリーニョのような指揮官もいる。練習では、チームメートたちが彼と一緒にトレーニングできることを喜んでいる」

「すぐに良いプレーを見せ、ゴールを決めてみんなから愛される。これ以上、何を求めようか。ワールドカップ(W杯)覇者となった後、声を掛けられれば、1日でも早くチームに合流してプロフェッショナルな姿勢も見せている」

Dybala Abraham

続いてローマOBのルカ・トーニ氏は、ディバラがユヴェントス時代とは異なり、モウリーニョ指揮下において、特別な存在となっている点に注目した。

「ユヴェントスでは、彼より多くのタイトルを獲得しているクリスティアーノ・ロナウドもおり、数多くのカンピオーネ(王者)の中の1人だった。だがローマでは、彼がチーム内で最も高いクオリティを持った選手だ。ローマで違いを作り出せる選手は誰かと言えば、ディバラなんだ」

ステファノ・ボルギ記者は、そんなローマの環境はディバラが探し求めていたものだと指摘している。

「そんな場所をディバラは長らく求めていた。クラブではC・ロナウドと、アルゼンチン代表では(リオネル)メッシと長い間、一緒にプレーしてきた選手は本当に彼たった1人だと思う。いま、彼はチームを代表するスターであると感じているのだろう。まさにこれは彼が求めていた環境であり、自身の役割を完璧に演じていると言える」

王者ミランの不振の要因は?

昨シーズンのセリエA王者のミランは、敵地でのレッチェとの一戦で開始直後にテオ・エルナンデスがオウンゴールを献上し、23分には追加点を奪われるなど低調なパフォーマンスに終始。後半から巻き返しを図るも2-2のドローに終わった。ボルギ記者は、ナポリに1-5で敗れたユヴェントスと比較しつつ、ミランのパフォーマンスを分析した。

「ミランは完全に試合の入り方を間違えた。目の前で見ていて衝撃的なほどだった。レッチェの功績もあるが、特に前半のミランは、まるでピッチに足を踏み入れていないかのようだった。ユヴェントスとは少し異なる。おそらく誰も予想していなかったはずだ。気持ちの強さで2-2の振り出しに戻したが、ミランにとって厳しい夜になった」

一方、トーニ氏は、ナポリが異次元のパフォーマンスを示していることを指摘しつつ、セリエAで5戦無敗だったレッチェとの敵地でのドローに理解を示した。

「レッチェで1ポイント止まりになることは想定内ではないだろうか。上位勢はこれまでに、多くのポイントを取りこぼしたわけではない。ナポリが驚くべき、ものすごいリーグ戦を見せていると考えるべきだ。確かにミランはミスを犯したが、妥当な範囲内だ」

だがバルザーリ氏は、昨シーズンのミランのパフォーマンスと比較。今年は不注意なプレーが見受けられる点を指摘した。

「昨シーズンのミランなら、違った形で引き分けていたはずだ。1年前ならゴールを決めることができなかったかもしれないが、これほど軽はずみなプレーは見せなかっただろう。今年は、特に守備において注意力を欠いたシーンを何度か目にしてきた」

De Ketelaere, MilanGetty

するとボルギ記者は、ミランが精彩を欠く要因に昨夏の補強を挙げた。

「ミランはまだ、補強の効果を得ることができていない。(トンマーゾ)ポベガと(ディヴォック)オリギはそれぞれ1ゴールのみで、(シャルレ)デ・ケーテラーレはレッチェ戦に出場すらしていない。(ヤシーヌ)アドリも出場機会を得ることができていない」

「メルカートの恩恵を得ることができていないどころか、昨シーズンと比較すると(移籍したフランク)ケシエや(ケガで離脱中のズラタン)イブラヒモヴィッチを失ったままの状況だ。それに(マイク)メニャンもいない。つまり現在のミランは昨シーズンよりも強くない。それでも昨シーズンと同じポイントを稼いでいる」

司会者から「クオリティの飛躍を果たすために即戦力を獲得するべきだったのでは?」との質問が出ると、トーニ氏が自身の見解を示した。

「ミランは実際にクオリティの飛躍のための選手を獲得している。それはデ・ケーテラーレだ。面白い若手ではあるが、イタリアでは獲得後、すぐに結果を求めるのが問題だ。デ・ケーテラーレは現在、苦戦している。今後、チームに溶け込むことができるかを見守りたい。クラブはこの選手にかなりの自信を持っているようだしね。本当は彼がミランで違いを作り出すはずだった」

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