今年1月の移籍市場最終日、チェルシーから日本代表のDF冨安健洋も所属するアーセナルへ移籍して注目を浴びた31歳のジョルジーニョ。そんなイタリア代表MFが『ダゾーン・イタリア』の「Supertele」に出演し、古巣ナポリなどについて語ってくれた。
新天地では「非常に満足している」と話すジョルジーニョ。「プレミアリーグのビッグクラブの1つであり、ガナーズでこの経験を積めることをとても幸せに感じている」と語り、まずは移籍の裏話を明かしてくれた。
「アーセナル移籍の決め手の1つは、(ミケル)アルテタの存在だ。彼から連絡を受け、2日以内にすべてが決まった。チェルシーで構想外となり、契約期限も迫っていたことからアルテタの誘いを受けたが、彼のプロジェクトは完璧に僕の特徴に合うものだった」
4年半を過ごしたナポリは心の中に
ブラジル生まれのジョルジーニョだが、ヴェローナの下部組織出身。2014年1月にナポリへとステップアップを果たすと、南イタリアのビッグクラブの主力へと成長し、4年半の在籍期間にコッパ・イタリアおよびスーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを獲得した。
そんなジョルジーニョの古巣であるナポリは今シーズン、ルチアーノ・スパレッティ指揮下で躍動。セリエAで2位以下に15ポイント以上の差をつけ、33年ぶり3度目の悲願のスクデットへ向けて快走を続ける。マウリツィオ・サッリ指揮下の中盤の要だったイタリア代表MFがスパレッティの新生ナポリに見解を示した。
「(フヴィチャ)クヴァラツヘリアのことは知らなかったが、ものすごい選手だ。(ヴィクター)オシムヘンに関しては、僕らが試合で対戦した際、(ナポリのスポーツディレクター、クリスティアーノ)ジュントリから獲得するべきかどうかを問われた。僕は『すぐに獲得すべきだ』って答えたんだ」
「2人は本当によくやっている。それに(スタニスラフ)ロボトカもね。ナポリは最高だよ。本当に素晴らしいチームで、驚くべきエネルギーで勝利をつかむことができる。サッリのナポリと現在のナポリとで、どちらが強いのかは分からない。だがサッリの元では、みんなですごく楽しめた。ナポリはいまでも僕の心の中にある。最高の4年半だった」
(C)Getty Images
ナポリとアーセナルは双子?
今シーズン、セリエAを独走するナポリと、プレミアリーグで首位を走るアーセナル。司会者のピエルルイジ・パルド氏は、いずれも当初、優勝争いの有力候補ではなかった点や、ボール支配と美しいカルチョを目指している点などが共通していることを踏まえて「双子」と表現したが、ジョルジーニョも2クラブを比較した。
「似ているところはあるように思う。シーズン開幕当初は、誰もこの2チームが優勝候補になると予想していなかったはずだ。ただ、アーセナルはナポリよりもやや優勝が難しいかもしれない。マンチェスター・シティや、少しずつ近づいてくるマンチェスター・ユナイテッドにも注意を払わなければならないからね」
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衝撃的な最強CFイグアイン
続いてジョルジーニョは、ヴェローナ時代の元同僚であるルカ・トーニ氏から自身以外のお気に入りのセンターフォワードは誰かを問われると、ナポリ時代のチームメートのゴンサロ・イグアインの名前を挙げた。
「正直言ってゴンサロにはかなり衝撃を受けた。ゴール前で並外れた能力を持つ選手だった。シュートもすごかったが、常にゴールやGKの位置を見ないでも把握していたんだ。僕が一緒にプレーした中で最強のセンターフォワードはゴンサロだよ。ルカの次だけどね(笑)」
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