日本時間1日に行われたトリノダービー(ユヴェントスが4-2で勝利)において、昨夏にユヴェントスへ6年ぶりに復帰したポール・ポグバが69分、エンソ・バレネチェアに代わってアリアンツスタジアムのピッチに立ち、キャリアで2度目のセリエAデビューを飾った。ユーヴェの選手として2481日ぶりにピッチに足を踏み入れたポグバには、観客からスタンディングオベーションが捧げられた。
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そんな29歳のフランス人MFについて、『ダゾーン・イタリア』の中継番組に出演したユヴェントスの元同僚アンドレア・バルザーリ氏が見解を示した。
「ピッチに復帰できたことを幸せに感じているはずだ。(マッシミリアーノ)アッレグリは3枚替えをし、ポグバ、(フェデリコ)キエーザ、(マッティア)デ・シリオを投入した。こうした顔ぶれがベンチにいるということは、ピッチでプレーする選手たちにとっても安心材料になるので、その意味でも大きい」
「チームの4点目のシーンでボールをとらえることはできなかったが、特にチームメートたちは彼の存在感を感じたはずだ。おそらくアッレグリは、少しずつポグバをチームに融合させていくはずだ」
続いてバルザーリ氏は、無得点に終わったセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチのプレーを分析した。
「ヴラホヴィッチはプレーに絡むことができていなかった。だがアグレッシブにボールを奪いにくるトリノのような相手だと難しいかもしれない。しかしボールをしっかりキープしなければならないところは、コントロールして保持しなければならない」
「彼は3、4回、大きなパスミスを犯している。彼のような選手ならこうしたミスは許されない。前半戦のダービーではうまくボールを収めていたが、今日は危険なカウンターにつながる場面でもボールロストしている。この点において大きく改善していかなければならない。ここを修正できれば、さらに強い選手になれるだろう」
現代サッカーで求められること
一方、チーロ・フェラーラ氏は「Supertele」の番組内において、サンプドリア戦で1-0のラツィオの勝利をもたらすゴラッソを決めたルイス・アルベルトに賛辞を送った。
「ルイス・アルベルトはただ一つ残されたゴールコースを狙ったと言える。正面はサンプドリアの2人のセンターバックによって完全にふさがれており、彼はGKから遠いサイドのゴール角を狙っている。ものすごいゴールであり、テクニックがある選手にしか打てないシュートだ」
ただ、フェラーラ氏は、現代サッカーにおいては、技術力だけでなく、チームへの貢献と献身性が求められることを強調した。
「究極のクオリティを持った選手であっても、チームのために働かなければならない。監督が求める掟を厳格に守らなければならないということではない。だが、チームメートたちに対して、自身もグループの一員であることを示さなければならない。クオリティがあるのは素晴らしいことだが、近年は、そのクオリティだけでなく、プラスアルファのものが求められている」
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