ローマの下部組織出身のエドアルド・ボーヴェは、2021年5月9日、パウロ・フォンセカ指揮下において18歳でセリエAデビューを飾ると、ジョゼ・モウリーニョ指揮下においても着実に成長を続けている。
モウリーニョの愛弟子ボーヴェ
今シーズンは公式戦19試合に出場したほか、昨年11月にはローマのツアーで来日し、名古屋グランパス戦および横浜・F・マリノス戦にも出場したボーヴェ。そんな売り出し中の20歳の若き逸材が『ダゾーン・イタリア』の「Supertele」に出演し、指揮官のモウリーニョについて語ってくれた。
「モウリーニョから指導を受けられるのは、本当に大きな刺激になる。すぐにアドバイスをくれるし、ものすごく助けてもらっている。監督には感謝しかない。試合における姿勢は常に重要なものだ。メンタル面のパフォーマンスが低下すれば、困難に陥ってしまうからね。だがその点、(日本時間6日の)ユヴェントス戦では、素晴らしい試合を見せることができたと思う」
「モウリーニョがベンチにいることは、非常に重要だ。彼の存在が僕らを鼓舞し、後押しになる。僕のことを“狂犬”と呼んでいたが、ポジティブな意味であり、感謝している。それに彼のおかげで僕は大きく成長することができた。そして、これからもさらに進化していかなければならない」
ローマでは、「毎試合が新たな感動」だと話すボーヴェ。熱狂的なファンが集うスタディオ・オリンピコについては「特別な環境であり、特別な雰囲気がある。言葉にすることは難しいが、スタジアムの中にいると、ファンの愛情に包まれたような気分になるんだ。最高だよ」と明かしてくれた。
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主将ペッレグリーニやディバラの背中を追う
日本時間20日には、ライバルのラツィオとのローマダービーも控えるが、ボーヴェは、ローマ生え抜きの主将ロレンツォ・ペッレグリーニを頼りにしている。
「ダービーの直前は不安に? いや不安になることはない。ポジティブな情熱は、さらなる力を引き出し、ダービーを経験したことのない選手たちにも、この試合がどれほど重要なものかを理解させてくれるものだ」
「その点において、ロレンツォ・ペッレグリーニは模範的存在だ。僕は大きなインスピレーションを受けているし、練習でもかなりサポートしてもらっている。極めて偉大な選手であり、人間としても素晴らしい」
さらに20歳MFは、昨夏にユヴェントスを退団し、フリーでローマに加入したアルゼンチン代表パウロ・ディバラにも言及。「彼とトレーニングができるなんて最高だよ。サッカーの才能も素晴らしいが、彼は極めて偉大なカンピオーネ(王者)だ。それに、本当に人間性も最高であることを強調しておきたい」と熱弁した。
大学では経済学を学んでおり、二足の草鞋を履くボーヴェ。ヨーロッパにおいても、日本代表の三苫薫が卒論でドリブルを研究していたことで脚光を浴びたが、ローマMFも、学業は選手としての進化にもつながることを確信している。
「大学での勉強は、特にMFにとって役に立つ。頭の回転の速さは、非常に役に立っている。それに何かをしようとする意志さえあれば、どんな時でも時間は見つけられるはずだと思っている。僕はこの道を切り開き、努力することを決めたんだ。まるでこれも試験のようだよね」
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