前節でウディネーゼと敵地で引き分け、33年ぶり3度目のセリエA制覇を果たしたナポリ。日本時間8日、ホームのスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナに8位フィオレンティーナを迎えると、エースのヴィクター・オシムヘンの決勝弾により1-0と勝利を収めた。
指揮官のルチアーノ・スパレッティはフィオレンティーナ戦を終えてインタビューに応じると、クラブの経営破綻から19年で手にしたスクデットに改めて歓喜した。
「こんな雰囲気のナポリを見て、喜びを感じている。みんなに幸せをプレゼントすることこそ、最高のクオリティと言えるだろう。これほど強い愛や幸福感を目にすると、自分が少しでも貢献できたことを実感し、満足できる」
「我々はここ2日間、ほぼ眠れなかったが、今夜も選手たちが奮闘してくれたところを見ると、このチームのメンタリティや組織力を示していると言えるだろう。これから最終節まで、全選手に出場機会を与えられるようにしたい」
昨シーズンにナポリの指揮官に就任すると、2年目の今シーズン、新戦力を躍動させてセリエAの頂点に立ったスパレッティ。今後、さらなる進化を遂げるために、ライバル指揮官を研究しているかどうかを問われると、自身の見解を示した。
「常に探究を続けていくべきだ。好奇心を抱くことをやめたら、死んだようなものだ。何かをする際、必ずより良い方法がある。我々はただ、それを見つけ出せばよいだけだ。優秀な指揮官は山ほどいる。フィオレンティーナの指揮官もその1人だ」
「フィオレンティーナはトータルフットボールを披露しており、強さと気迫、メンタリティを持ったチームであることを示していると言える。だが、相手の出方を待ち、カウンターを狙う戦略もあるだろうし、どんなカルチョを目指したいかによる。我々の目指したカルチョは大変ではあったが、最終的にものすごい結果を得ることができた」
最後にナポリ指揮官は、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が先日、契約延長オプションの行使を明かしたことに言及。「会長との間で問題はない。クラブは保持していた延長オプションを行使したということで、通知してもらえたことを感謝する。ただ、今シーズン終了まで、試合はまだ多く残されている」と語った。
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