ホームで約4カ月にわたって負けなしのアンドレア・ソッティル率いるウディネーゼ。日本時間22日、マウリツィオ・サッリ率いる4位ラツィオをスタディオ・フリウーリに迎えたが、61分のPKに泣き、0-1と敗れた。ラツィオはこの結果、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権の獲得まであと2ポイントに迫ったが、ウディネーゼ幹部のピエルパオロ・マリーノ氏は、PK判定を巡って憤りを隠せない。
ウディネーゼ幹部は、PKの判定が誤審であると主張し、ルカ・パイレット主審がハーフタイムにラツィオのスタッフから圧力を受けていたと持論を展開した。
「怒っているし、腹が立っている。試合は完全に拮抗している状態だったが、(チーロ)インモービレのダイブによる明らかなシミュレーションでPKが与えられ、試合が決まってしまった。あのPKは、規定や基準にはないものだと考える。主審やVARがミスを修正できなかったことは残念だ。これはとんでもないミスだと考えている」
「(ラツィオの)技術スタッフが、ハーフタイムに主審のところへ向かって行き、退場処分を科されるべき態度を取っていた。それなのに、全員が(処分を受けず)ベンチに残っていたんだ。パイレットはラツィオのロッカールームへ赴き、議論しようとしていたが、彼は侮辱を受けていた。その後の後半の試合進行は、ラツィオの一方通行になってしまい、PKが与えられている。ベンチに座っているスタッフが主審に圧力をかけようとする悪習があるように思う。私は、このエピソードが試合に影響したのだと思っている」
そんなウディネーゼディレクターの主張に対し、『ダゾーン・イタリア』で解説を務める元セリエA主審で弁護士のルカ・マレッリ氏が見解を示した。
「確かにマリーノが言う通り、あれは与えてはならないPKだった。(判定に)影響を与えようとするこうした試みは、常にあったように思う。例えば規定によれば、ベンチで立ち上がれるのは、1人ずつとなっているが、実際はそうではない」
「よく見られるのは、処分が科されないように、代わる代わる立ち上がって、判定に影響を与えようとする行為だ。個人的には、監督だけが席を立てるようにした方が良いと思う」
一方、ラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリは、ウディネーゼ幹部の主張を一蹴。「ハーフタイムに主審と話をした者は誰もいない。私自身も目撃していない。PKに関して言えば、あれは明らかなゴールチャンスだったので、退場処分でも良かったと思う」と反論した。
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