今シーズン、33年ぶり3度目となる悲願のスクデットを手にしたナポリは28日、敵地で次期監督候補の1人とされるチアゴ・モッタ率いるボローニャと対戦。セリエA得点王争いで首位を走るヴィクター・オシムヘンの今シーズン25得点目を刻むドッピエッタ（1試合2得点）でリードに成功したが、終盤に2-2に持ち込まれ、引き分けで終えた。
指揮官のルチアーノ・スパレッティは、24歳のナイジェリア代表FWの成長を認めつつ、賛辞を贈った。
「ピッチにスペースがある場面を得意とし、ヘッドが強く、プレスも上手い。彼は最強の選手だ。どこへ行っても良いパフォーマンスを見せられるだろう。それに人間的にも素晴らしい青年だ。チームでわずらわしい仕事を負担してくれる。まだ学ぶべきことは多いが、彼自身も自覚しており、これからさらなるトッププレーヤーに成長できるだろう」
続いてナポリ指揮官は、第37節終了時点で12ゴール13アシストをマークし、オシムヘンとともにチームをけん引してきたジョージア代表の新星フヴィチャ・クヴァラツヘリアを絶賛。「彼を見れば見るほど好きになる。見れば見るほど、彼が最強であると確信する。もちろん、相手がプレスをかけ、ボールを奪いに来ると難しくなるがね」とコメントした。
ボローニャ戦終了後の同日、『Rai』のテレビ番組では、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が今シーズン限りでのスパレッティの退任を示唆したが、ナポリ指揮官は2年間の思い出を振り返った。
「数多くのいろんな思い出が残っている。我々が成し遂げたようなシーズンを作り上げるには、全員の力が必要だ。みんな最高に素晴らしかった。それにこのクラブに対するナポリの街の人々の応援は、我々のモチベーションとなり、クオリティとなり、落ち込んでいる時には励ましとなり、違いを作り出してくれた」
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