鎌田は、昨シーズン限りでフランクフルトを退団。フリーでのミラン移籍が目前に迫ったものの、クラブ担当者の退任などの影響により、移籍話は破談に終わった。その後、ローマやナポリ、ラツィオやアトレティコ・マドリードなどからの関心が囁かれたほか、インテルに対する鎌田の代理人側からの逆オファーも伝えられたが、ミラノのクラブは断りを入れたため、今後の去就は不透明となっている。
そんな中、ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』が30日、かつてFW三浦知良が所属したジェノアが、中盤の補強として鎌田に関心を寄せていることを報道。「2019年にもジェノア移籍が間近に迫ったトップ下の日本人選手、ダイチ・カマダの代理人に対し、問い合わせが行われた」ことを伝えた。
また、日本代表MFの現状について、「ミランとの交渉が破談となった後、自身のキャリアにとってベストな解決策を模索するために時間を取っているようだ」との見解を示した。
昨シーズンは、シーズン途中から指揮を執ったアルベルト・ジラルディーノの下、セリエB2位で自動昇格を決めたジェノア。今夏は、イタリア代表の新星マテオ・レテギを獲得するなど攻撃陣の補強に乗り出しており、4年前にも獲得を検討した鎌田が「近年、フランクフルトで高いレベルの選手へと成長し、現在はフリーとなった」ことで再び補強候補としたようだ。
地元紙は、2019年にもジェノアの鎌田に対する強い関心を報道。すでに当時の時点で、ジェノアが長い間、日本代表MFの動向を追っていたことを伝えたほか、特集記事を組み、サガン鳥栖でイタリア人指揮官マッシモ・フィッカデンティから称賛を受けた才能であることも紹介していた。
だが、『Corriere dello Sport』によれば、今夏、ラツィオもマウリツィオ・サッリが熱望し、鎌田との契約を目指したが、代理人側から提示された年俸500万ユーロ(約7.9億円)や手数料が高額であったことから獲得を断念。ローマも「(ジョゼ)モウリーニョはプランBやプランCとして鎌田を獲得することを喜んでいたが、ラツィオをも驚かせた金銭条件は、ティアゴ・ピントが受け入れがたいと判断した」経緯がある。
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