ユヴェントスの勝ち点が再びはく奪されることが決まった。
1月、ユヴェントスに激震が走った。昨年末に辞職したアンドレア・アニェッリ前会長らの下、同クラブが2019年から2021年にかけて年俸の減額やキャピタルゲインの操作を巡る不正行為に及んでいたことが発覚し、イタリアサッカー連盟(FIGC)は勝ち点15ポイントのはく奪を命じた。
それでも、ユヴェントスはこれを不服として控訴し、イタリアオリンピック委員会のスポーツ裁判所の決定で処分は一旦取り消され、剥奪された勝ち点が返還されていた。ただし、この処分取り消しは暫定的な措置であり、今後再び処分が科される可能性があると伝えられてきた。
そして22日、FIGCの控訴院はユヴェントスに再び処分を科すことを決定。これにより、同クラブは23日のエンポリ戦のキックオフ直前に勝ち点10ポイントをはく奪された。
エンポリ戦前の段階で、ユヴェントスの勝ち点は69ポイントから59ポイントに減り、順位も2位から7位に後退。さらに、敵地でエンポリに1-4で敗れたことで、残り2試合を残して4位ミランとの勝ち点差は5ポイントと、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得がかなり厳しい状況になった。
なお、ユヴェントスは直後に声明を出しており、その中で再びイタリアオリンピック委員会に異議申し立てを行う可能性を評価すると伝えた。
試合後、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「試合の10分前に処分が発表されるなんて不思議な状況だった。このように一晩でシーズンがまとめ上げられた。我々は今、団結しなければならない」と思いを吐露した。
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