ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督は、セリエA優勝に導くものの、今シーズン終了後に退任することを明らかにした。
今シーズンのセリエAで大躍進したナポリ。ヴィクター・オシムヘンやクヴィチャ・クワラツヘリア、キム・ミンジェらを擁して年明けまでリーグ戦無敗を記録するなど、圧倒的な力を示して、ディエゴ・マラドーナ氏を擁して勝ち取った1989-90シーズン以来となる33年ぶりのセリエA優勝を成し遂げた。
就任2年目にナポリに待望のスクデットをもたらしたスパレッティ監督だが、先日からシーズン終了後の進退に注目が集まる。現行契約が今夏に満了を迎える中、クラブが延長オプションを行使したとも伝えられてきた。
しかし、先日にアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がイタリア『Rai』でスパレッティ監督の将来について「彼は私に1年間の充電期間を取りたいと言ってきた。これに反対なんてできるか?彼は私に大きなものをもたらした。彼に感謝している。彼が望むことを続けることだけが正しい」と退任の可能性を認めていた。
そして29日、スパレッティ監督はコヴェルチアノで行われたイベントの中で1年間の休養が必要であることを強調し、今夏の退任を認めた。
「時には、とてもたくさんの愛があったとしても出て行かなければならない。今、ナポリにふさわしいすべてを与えることができない。私には休養が必要だ。疲れを感じている。しばらくの間離れる必要がある。ナポリや他のチームを指揮することはない。1年間の休養を取る」
ナポリを33年ぶりのセリエA優勝に導いたスパレッティ監督の同クラブでのラストゲームは、日本時間6月5日1時30分にキックオフを迎えるセリエA最終節サンプドリア戦になる。
関連記事
● 「見れば見るほど好きになる。見れば見るほど最強と確信」スパレッティがナポリの新星を絶賛 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。