欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間28日、ユヴェントスに対してヨーロッパ・カンファレンスリーグの出場禁止と罰金を科すことを発表した。
ユヴェントスに対して調査を行ってきたUEFAは、声明の中で「2022-23シーズンの間、CFCB(クラブ・ファイナンシャル・コントロール委員会)はUEFAクラブライセンスとファイナンシャル・フェア・プレー規則違反の可能性があることからユヴェントスとチェルシーへの調査を行った」と綴り、以下に続けた。
「CFCBはユヴェントスがUEFAの規制に違反し、2022年8月に結ばれた和解契約に違反したと結論付けた。その結果、CFCBはこの和解契約を解消し、ユヴェントスを2023-24UEFA男子クラブ大会から除外すること、クラブに2000万ユーロ(1000万ユーロは3年間の猶予付き)の罰金を科すことを決定した」
昨シーズン、ユヴェントスはキャピタルゲインの偽造を含む複数の財務違反に関するスキャンダルが発覚。昨年末にアンドレア・アニェッリ前会長ら役員が一斉に辞任し、スポーツ面では勝ち点10ポイントを剥奪されていた。それでも、セリエAを7位で終えて新シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグの出場権を獲得したが、この度の決定でその権利すら失った。
ユヴェントスのジャンルカ・フェレロ会長は、異議申し立てをする権利があるものの、将来的な影響を考慮してこの決定を受け入れることを決めたとコメントしている。
一方で、ユヴェントスとともに調査対象だったチェルシーに対しては、不完全な会計報告をしたことから、1000万ユーロの罰金を科している。
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