昨シーズン限りでリヴァプールを退団し、フリーでステファノ・ピオリ率いるイタリア王者のミランへ加入したオリギ。そんな27歳のベルギー代表FWは、セリエAで迎えるシーズン開幕へ意気込みを示した。
「僕は27歳になり、多くの経験を積み、多くの勝利を重ねてきた。ミラン移籍のチャンスはうれしく思っている。僕には野心とハングリー精神があるので、自分の能力を最大限に発揮していきたい。ミランも非常に野心的であり、どん欲で、僕と同じように勝利への意欲を持っているように感じた。僕らの力を世界へ証明していきたい。その準備はできている。シーズン開幕が楽しみだ」
「外部の音をシャットアウトし、現在に集中しなければならない。外部の人間がいろんなことを言うかもしれないが、影響されないように集中するべきなんだ。また、今後の5年間、10年間のビジョンを明確にしておくべきだ。こうすることで毎日、成長し、進化することができるだけに、僕にとってとても大切なことだ」
ミランで目指す偉業の達成
ミランは新シーズンにおいて、通算20回目の優勝で与えられる2個目のステッラ(スター)の獲得を目指す。オリギ自身も、テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏から直接伝えられたことを明かした。
「もちろんリッキー(フレデリック)マッサーラSD(スポーツディレクター)やパオロ・マルディーニTDから最初に話を聞いた。クラブにとって、2個目のスターが何を意味するかも説明してくれたよ。もちろん偉業に違いない。2個目のスターを獲得するためには、20回リーグ優勝しなければならないのだからね。選手としてもワクワクするよ」
またオリギは、新天地においてFWズラタン・イブラヒモヴィッチやFWオリヴィエ・ジルーら偉大なプレーヤーとともにプレーできる喜びを語った。
「僕は偉大な王者たちのプレー動画を見て育った。クリスティアーノ・ロナウドやジョージ・ウェア、ペレや(ディエゴ)マラドーナなどね。ここで、オリヴィエやズラタンと一緒にプレーできることを本当に幸せに感じている。オリヴィエは信じられない選手であり、王者だ。上質で偉大な選手だよ」
「ズラタンは史上最強選手の1人であり、限界を超えるパフォーマンスを見せてきた。彼の偉業は何世代にもわたって語り継がれるものであり、そんな王者と一緒にいられるなんて幸せだ。プレーするのもより簡単になる。リーグ優勝するためには、特徴の違う多くの選手がいなければならないが、ミランは素晴らしい選手たちが何人もいて強いチームだ。だからこそ、僕はその一員になることを強く望んだんだ」
ベルギーの同胞と対峙するミラノダービー
最後にミランFWは、伝統のミラノダービーで対決することになるインテルのベルギー代表FWロメル・ルカクについて語った。
「ロメルは僕より2歳年上で、ユース時代からお互いを知っている。何度か対戦したこともある。セリエAに良い選手が多く在籍していれば、リーグのレベルが上がり、楽しさも増す。偉大な選手たちと競争できることは幸せなことだし、ロメルがイタリアにいることをうれしく思っている。ダービーは特別な一日になるだろう。2人とも勝利を目指しているからね。それでもお互いにリスペクトをもって試合に臨むはずだし、楽しみにしている」
(C)Getty Images
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