ガラタサライに完全移籍したイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの決断について、同選手の母親が語った。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
2018年夏にインテルからローマに完全移籍し、主力として輝きを放ってきたザニオーロ。しかし、2023年1月の移籍市場で退団を希望していることが伝えられたが、好条件のオファーを固辞したことで残留したうえに構想外とされていた。
それでも、欧州主要リーグの移籍期間が終了した後、2月に入ってからガラタサライへの完全移籍が決定。4年半契約を結んでいる。
ローマに別れを告げたザニオーロについて、同選手の母親がチームと決別するに至った流れを説明した。
「環境を変えるチャンスがあるということで、クラブと話し合いをした。その時、息子の評価額は5000万~6000万ユーロ(約70~85億円)と聞いたが、オファーは届かなかった。ニコロは残留に満足していた一方で、自身の評価額にふさわしい契約への調整を期待していた」
しかし、チームの売却方針を感じ取ったことで心境が変わったようだ。
「ところがチームメートたちの契約更新がおこなわれる中、ニコロの契約延長は実現しなかった。それに問題はお金の話だけではなかった。ニコロは自身がクラブのプロジェクトの一員でないことに気づき始めたの。ローマは6月に彼を売却する方針であることを伝え、彼はのけ者にされたと感じるようになった。ニコロがローマでプレーすることを拒否した裏切り者のように伝えられてしまったが、クラブは彼に対してフェアではなかったと思うわ」
また、噂されたボーンマス以外にもミランやトッテナムから関心を寄せられていたが、クラブ間交渉がまとまらなかったという。
「ニコロはミランやトッテナムなら年俸削減に同意するはずだったけど、この2クラブはローマと合意に至ることができなかった。それからボーンマスのオファーも届いた。でも、年俸500万ユーロ(約7億円)のオファーが届いたというのは事実ではないわ。最初はニコロもオファーを拒否したけど、その後に考え直したの。でもこちらが連絡をしたときにはすでに別の選手を獲得した後だったのよ」
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