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AFCアジア最終予選

【コラム】浮き彫りになった選手間の“差”。本大会までに問われるのは「絵を合わせる」作業 | サッカー日本代表

【コラム】浮き彫りになった選手間の“差”。本大会までに問われるのは「絵を合わせる」作業 | サッカー日本代表DAZN
【日本代表コラム】ワールドカップ本大会に向けて弾みをつけるはずとなる一戦で日本代表はつまづいてしまった。格下・ベトナム相手に浮き彫りとなったのは選手間の“差”と言っていいだろう。本番まで残り約7か月の中で求められるのは絵を合わせられる選手を増やしていくこととなる。

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悪い方向に転がってしまった大幅な先発変更

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お祝いムードに水をさすようなドロー決着だった。

前節、オーストラリア代表との大一番に勝利し、カタールワールドカップ出場を決定させた日本代表は、ホームに戻りベトナム代表との一戦を迎えていた。戦前から「皆さんとW杯出場を喜びたい」という声が出ていたように、多くのサポーターの前で勝利することで、いい形でW杯へのスタートを切ろうとしていた。

しかし、埼玉スタジアムで行われた試合は、少々お粗末な結果となってしまった。

先発メンバーを9人変更した狙いは理解できる。W杯へ向けたスタートとして、これまで出場機会の少ない選手にチャンスを与え、どこまでプレーできるかを検証することは大きな意味を持つ。だからこそ、ピッチに立った選手たちは自分たちの特徴を前面に出すことで結果を残したかった。

 ただ、「これだけメンバーが代わって最初から上手くいくことはない。ある程度のミスや連係不足は予測していた」とは吉田麻也の言葉。大幅な選手交代により、ほとんどトレーニングができていない組み合わせを1日、2日で作り上げるのは難しく、選手個々の意思疎通がなかなか取れないまま時間だけが過ぎていった。

そして、そのよくない流れの大きな決定打となったのが20分の失点だ。セットプレーからあっさりゴールを奪われると、試合の構図がハッキリしてしまう。歴史上初めてW杯最終予選に臨んでいるベトナムからすれば、アジアでトップの力を持つ日本は格上の相手。リードを得たならば守備を固めて守り抜く選択をするのは予想できたことだった。

 結果、守りを固めるベトナムを攻めあぐねる展開が続く。得点を奪いに前にいかなければいけないが、急造のメンバーによるコンビネーションはほとんどなし。本来、少しずつピッチで修正していきたかったところだが、失点を喫したことでスペースがなくなり、普段以上に大幅に選手交代をした負荷がチームにかかった。

後半はこれまで主力としてプレーしていた選手を入れ、選手間での意思統一がより取れることになったことで修正できたが、守備を固める相手に同点止まり。改めて、アジアでの戦いの難しさを感じるとともに、まだまだチームとしての力が足りていないことを露呈する試合となってしまった。

「物足りない」の言葉が全て。チームも個人もさらなるレベルアップは必須

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試合後、主将の吉田は開口一番にこう語った。

「物足りないのは間違いないです。勝って終わりたかったですし、プレー内容もゲームの質も物足りなさを感じています。一番はここ最近ずっと集客を煽って、プレーでお返しすると言っておきながら、結果が出せなかった歯がゆさです」

この言葉が全てだろう。ベトナム戦は多くの期待を背に戦ったが、その期待に応えることができなかった。それを真摯に受け止める必要がある。チームとしてさらにレベルアップしていかなければ、W杯でより良い結果を残していくことはできないだろう。

「もっとチーム全体で誰が出ても相手に隙を突かれないように、われわれがやろうとすることをスムーズに発揮できるように、選手層も幅も広げてレベルアップしないといけない。我慢強く試合を進めて頑張ってくれましたが、チームとして機能する部分では選手たちも難しい部分があったと思います。私も含めてコーチングスタッフと選手が、絵をより合わせられるように準備しないといけないと思います」(森保一監督)

今後に向けて「絵を合わせられるように」することがキーポイントになる。選手のいる、いないで内容が変わってしまうことは避けたい。誰が出ても“日本代表のサッカー”を表現できるように、チームを成長させていくことが求められている。

文・ 林遼平

埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。

 

日本 対 ベトナム|試合日程・配信・放送予定

W杯アジア最終予選では、日本代表のホームは地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信する。

配信内容

開催日試合配信・放送予定

DAZN
解説・ゲスト・実況

3月29日(火)
19:35
[MD10]
日本 vs
ベトナム
DAZN  
テレビ朝日系

実況:下田恒幸
解説:戸田和幸、佐藤寿人

関連コンテンツ

配信日タイトル内容
3月17日(木)内田篤人のFOOTBALL TIME #73ゲストにJリーグ各試合のスコアを予想する番組「Jリーグ プレビューショー」でMCを務めるサッカー好き芸人、銀シャリの橋本直を迎えてオーストラリア戦を大特集。プレビューショーと同様に様々な角度からオーストラリア戦のスコアを徹底予想する。また右足太ももの負傷から復帰を果たした日本代表キャプテン吉田麻也を独占インタビュー。W杯に懸ける思いを聞く。
3月17日(木)森保一監督 独占インタビュー
(聞き手:戸田和幸)
W杯出場を懸けたアジア最終予選オーストラリア戦、ベトナム戦代表メンバー発表直後の森保一監督にDAZNが単独インタビュー。聞き手は戸田和幸氏。崖っぷちのオーストラリアとAWAYでどのように戦い、勝ち点3をもぎ取りW杯出場を決めるか、指揮官が語る。
3月20日(日)やべっちスタジアム #6416日に発表された日本代表メンバーから運命の一戦となるオーストラリア戦を展望。また過去のW杯アジア最終予選の激闘と歓喜の瞬間を当時の映像とともに振り返る。
3月22日(火) 代表選手 単独インタビューシドニーで行われるオーストラリア戦を前に日本代表選手をDAZNが独占インタビュー。
3月23日(水)森保一監督 オーストラリア戦前日会見AFCアジア予選 第9戦オーストラリア戦 森保監督前日会見
3月24日(木)内田篤人のFOOTBALL TIME #74オーストラリア戦当日(夕方配信開始予定)の#74では元日本代表松井大輔(Y.S.C.C)をゲストに迎え、何度も戦ったW杯アジア予選での経験を聞く。対談企画「アツトカケル」は今予選での活躍で日本代表の中心選手となったMF守田英正(サンタ・クララ)。さらに実技企画「プレーヤーズラボ」第2弾には佐藤寿人と影山優佳が登場。全5回にわたり様々なトレーニングを指導します。
3月27日(日)やべっちスタジアム #6524日に行われるオーストラリア戦を、同戦で解説を務める中村憲剛氏が自ら詳しく試合をレビュー。
3月28日(月)森保一監督 ベトナム戦前日会見AFCアジア予選 第10戦ベトナム戦 森保監督前日会見
4月3日(日)やべっちスタジアム #663月29日に行われるベトナム戦振り返り。また4月1日にカタール・ドーハで行われる予定のW杯カタール大会組み合わせ抽選の内容を詳報。日本が本大会出場を決めていれば、対戦相手についても早速分析。
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