5日、各地でJ1とWEリーグの試合が行われた。
シーズンの終幕を告げる最終節。J1ではさまざまなドラマが待っていた。
注目された優勝争いは、見応えある戦いとなった。
引き分け以上でほぼ優勝が決まる首位の横浜F・マリノスは、敵地でヴィッセル神戸と対戦した。序盤に主導権を握ったのは神戸。最前線のFW大迫勇也のポストプレーを起点にテンポ良くボールを動かしながら、敵陣に侵入していく。ただ、先に試合を動かしたのは横浜FMだ。立ち上がりのゴールはVAR判定の末、ファウルを取られてノーゴールとなったが、26分、右サイドのMF水沼宏太のクロスが流れると、ファーサイドで待ったFWエウベルがGKの立ち位置を見てヘディングシュートを選択。これがゴールに決まり、先手を奪うことに成功した。
しかし、これで一気に流れは横浜FMへとはならない。前半のアディショナルタイムにFW武藤嘉紀が素晴らしいヘディングシュートを沈め、同点で前半を折り返した。
後半も拮抗した展開が続く中、勝ち越し点を奪ったのは優勝へ強い意志を示す横浜FM。53分、左サイドのFKのこぼれ球をFW西村拓真が決めてリードを奪った。これで完全に流れを掴んだ横浜FMは、73分にも途中出場のFW仲川輝人が決めて2点差に。そのままゲームを進め、勝利した横浜FMが2022シーズンの優勝を飾った。
一方、2位の川崎フロンターレは、敵地でFC東京と対戦。川崎Fは前半に退場者を出しながらも打ち合いを制し、わずかに残る優勝へ可能性を繋いだが、横浜FMの結果により2位となっている。
そしてもう一つ、注目すべき戦いとなったのは残留争いだ。
湘南ベルマーレ、アビスパ福岡がしっかりと勝点を獲得して残留を決めた一方、最後までわからなかったのが清水エスパルスだ。敵地で札幌と対戦したゲームは、互いにゴールを奪い合うシーソーゲームな試合に。一時は3-2と逆転した清水だったが、ゲーム終盤に二つのゴールを被弾。そのまま追いつくことができず試合は終了。勝点を伸ばせず、17位が確定した。
J1参入プレーオフに回る16位は、ジュビロ磐田にスコアレスドローという結果に終わってしまった京都サンガF.C.に。15位のガンバ大阪は、敵地で鹿島アントラーズとスコアレスドローに終わり、なんとか残留を確定させている。
WEリーグは4試合が開催。大宮アルディージャVENTUSなどが勝利を収めた。
■11月5日開催 結果
・J1第34節
札幌 4-3 清水
鹿島 0-0 G大阪
浦和 1-1 福岡
柏 1-2 湘南
FC東京 2-3 川崎F
磐田 0-0 京都
C大阪 0-1 名古屋
神戸 1-3 横浜FM
鳥栖 2-2 広島
・WEリーグ第3節
千葉L 1-0 AC長野
大宮V 1-0 EL埼玉
新潟L 0-1 マイ仙台
N相模原 1-3 東京NB
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