FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022は現地時間2日、グループステージのすべての日程が終了し、決勝トーナメント1回戦へ挑む全16チームが出そろった。ベスト16は、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北米、中米、オセアニアと6大陸すべてから少なくとも1チームが勝ち上がるバランスの取れた顔ぶれとなる中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が、日本時間6日00:00に行われる日本(E組1位)対クロアチア(F組2位)について、カタールW杯特番「Night Cup」の中で語った。
ステファノ・ボルギ記者は、“死の組”でドイツ&スペインを撃破する番狂わせを起こした日本代表と、2018年W杯の準優勝国であり、バロンドール受賞者のルカ・モドリッチを擁するクロアチアの対戦について「面白い試合になるだろう」と予想。「戦況を覆す熱狂の日本」と「偉大な守備の主柱(ヨシュコ)グヴァルディオルを擁するクロアチア」の戦いであり、「タフな一戦になる」と予測した。
さらにボルギ記者は、グループFの初戦でモロッコとスコアレスで引き分け、1勝2分で勝ち上がったクロアチアについて解説しつつ、日本対クロアチアを「素晴らしい組み合わせ」と評した。
「クロアチアは初戦を終えた段階で泥沼にはまるかと思われたが、そうはならなかった。日本戦で泥沼に? 過密日程の4戦目で、心理面も考慮する必要もある。それに中盤の3人(モドリッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチ、マテオ・コバチッチ)は全試合に出場しているし、予測は難しい。ただ、両チームが理想的な条件で臨める試合だと考える」
「おそらくクロアチアの中盤のテノール3人衆がボールを保持するはずなので、日本にとって好物の試合になるだろう。またクロアチアからすれば、スペインを相手に自分たちの試合をすることができないが、日本相手ならできる。日本も試合をしてくれる相手と対戦できるのは都合が良い。つまり素晴らしい組み合わせと言えるだろう」
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明暗を分けたドイツとアルゼンチン
続いてボルギ記者は、スペインとの得失点差によりE組3位で敗退が決定したドイツに言及。日本との初戦で1-2と逆転負けを喫した後、スペインと1-1で引き分け、コスタリカに4-2と勝利を収めたが、ベスト16への切符を逃したことを分析しつつ、初戦でサウジアラビアに1-2で逆転負けしたアルゼンチンにも同様の運命をたどる可能性があったことを指摘した。
「ドイツが敗退したのは、これがW杯の舞台だからだ。日本戦の前半は悪くなかったが、前半のうちに2点目を挙げられず、日本に倒されることになった。前半のラスト20分間から後半にかけての合計40分間が失敗で、これが問題だったと考える。W杯の舞台で40分間の失敗をすれば、肩を叩かれ、帰宅を促されることになる。ドイツはあの場面でW杯を失った」
「ただ、いまグループステージの試合結果を眺めてみると、アルゼンチンも同じ運命をたどる可能性があったと考えられる。初戦のサウジアラビア戦で30~40分間の失敗をしており、あれはまさに真っ暗な瞬間だった。だが結果的にアルゼンチンはグループを通過し、ドイツは敗退した」
するとルカ・ファリーナ記者は、第2戦でメキシコ、第3戦でポーランドに勝利を収めてC組首位通過を決めたリオネル・メッシを擁するチームについて、「アルゼンチンのグループの方がほんの少しだけ楽だったのかもしれない。もし第2戦の対戦相手がスペインであったとしたらね…」と持論を語った。
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