6日、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022のラウンド16・日本代表vsクロアチア代表戦が行われ、日本代表がクロアチア代表にPK戦(1-3)で敗れた。
無念の敗戦から一夜明け、MF鎌田大地は「昨日は本当にすごく悲しかったんですけど、ある程度切り替えられています」と心境を語り、「今回は初めてW杯を経験する選手がほとんどでしたけど、次のW杯は今回の選手たちがまたより良い年齢、良い状態で臨めると思うので、次が本当に勝負なのかな」と4年後のW杯を見据えた。
日本代表はクロアチア代表と激闘を演じたが、PK戦の末に敗戦。ベスト8に片手をかけながらも涙を吞んだ。
「昨日に関しては、自分たちは間違いなくできることをした。今までと違ってしっかり前半を捨てずにプレーして、トライしたと思います。ただ、やっぱり後半になって運動量が少し下がって、セカンドボール拾われたりだとか、なかなか前に行けない状態が続いてしまいました。クロアチアには(ルカ・)モドリッチ、(マテオ・)コヴァチッチ、(マルセロ・)ブロゾヴィッチといった選手たちがいて、日本には彼らのようなクオリティの選手がいなかった。それはやっぱり大きな差ですよね」
「クラブでの活動はもちろん大事だと思っている」と語る鎌田は、一方で日本代表に対する自身の思いに変化が生じたことを明かした。
「クラブでの活躍が代表につながるという根本的な部分は変わらないですけど、やっぱり代表に対する思いは間違いなく増えましたし、ここからの4年間は本当に自分が代表を引っ張っていけるような存在になりたいです。W杯という意味では、この4年間が自分にとって間違いなく最後のチャンスになると思うので、4年間は代表のためにもやりたいなと」
日本代表のレベルアップにつなげるためにも、鎌田は以前から語っている「良いクラブでプレーして日本人の価値を高める」ことを目指していくという。
「次のW杯だけではなく、将来日本が本気でW杯優勝を掲げられるような国になるためには、やっぱりそういう(ビッグクラブで活躍する)選手が出てこないと。今までもビッグクラブに行った選手はたくさんいますけど、なかなかそこで定位置をつかめなかったりしている状況だと思うので、僕自身はそこの壁を壊したいですし、そういう選手になりたいです」