FIFAワールドカップ・カタール2022は、現地時間11月27日(日)にグループリーグの4試合が開催される。
今回は11月27日開催、グループリーグ全4試合の見どころ・試合日程を紹介する。
日本対コスタリカ|グループE第2節
初戦でドイツを相手に歴史的な大金星を挙げた日本。前半に押し込まれる展開からPKを献上して失点したものの、後半に攻撃的な采配を続々と披露して逆転勝利を飾った。決勝トーナメント進出に向けて、日本が目指すべきはやはり連勝。選手の疲労や負傷状況も気がかりとなるが、相手の出方を見極めつつ勝ち点を「6」積み上げた状態で第2節を終えておきたい。
一方のコスタリカはスペインと第1節で対戦して0-7で大敗。得失点差勝負は分が悪く、3戦目がドイツ戦であることを踏まえても決勝T進出を目指すうえで日本戦の勝利は必須だ。本来は守護神ケイラー・ナバスを軸とした堅守が持ち味だが、日本との試合では攻撃的なスタイルで臨んでくる可能性もある。反対に、日本は優位な立場を生かして冷静に立ち回ることが肝要だ。
キックオフ時間:2022年11月27日(日)午後7:00
放送・配信予定:テレビ朝日|ABEMA
スペイン対ドイツ|グループE第2節
スペインは初戦でコスタリカ代表に7-0で快勝し、その試合でシュートも1本も打たせないなど内容でもこれ以上ない試合を繰り広げた。ガビら若手選手の躍動も印象的であり、再び覇権を握っていくためにも気を引き締め直すであろうドイツからも支配的なスタイルで勝利を狙いたい。また、優勝を目指すスペインにとっては最終節でターンオーバーが可能となるかどうかも重要だ。
対するドイツは格下と見なされていた日本にいきなり土をつけられ、失意に包まれた。グループ敗退を喫した2018年ロシア大会と同じ轍を踏むことは許されず、選手たちは決死の覚悟で勝ち点3を奪いに行くこととなる。スペインが試合をコントロールしやすい構図ではあるが、チームが抱えるタレントたちのポテンシャルを存分に引き出す戦いで、優勝候補の評判が違わなかったことを証明したい。
キックオフ時間:2022年11月28日(月)午前4:00
放送・配信予定:ABEMA
ベルギー対モロッコ|グループF第2節
ベルギーは第1節でカナダに1-0で競り勝ったもののその内容は困難なものとなった。デ・ブライネらスター選手が高いクオリティを発揮する瞬間はあったものの、カナダに押される時間も長く、前半終盤にロングボールから抜け出したミシー・バチュアイの一撃が決勝点となった。前回大会の3位を上回るためにも、チームとしての連係を向上させてギアを上げていきたい。
モロッコは第1節で高いクオリティの中盤を誇るクロアチアと対戦して0-0でドロー。ハイインテンシティのプレスを武器に一進一退の攻防を繰り広げ、勝ち点1を手にした。ベルギー相手にも自由を与えないプレーで引き分け以上を目指し、決勝T進出の可能性を繋いだまま第3節へと持ち込みたい。
キックオフ時間:2022年11月27日(日)午後10:00
放送・配信予定:テレビ朝日|ABEMA
クロアチア対カナダ|グループF第2節
ルカ・モドリッチらを擁するクロアチアだが、モロッコ戦ではスタープレーヤーが守備に奔走する場面も多く、中盤の質の高さの部分で本領を発揮することができず。前回大会ファイナリストとしては不本意な結果だが、中盤に自由を与えない相手の徹底的な対策を上回ることもできなかったのもまた事実。第2節では修正力の高さを見せつけて勝ち点3を奪いに行きたい。
一方のカナダは初戦でベルギーを相手に優位に試合を展開したもののチャンスで決め切ることができず。アルフォンソ・デイビスといった前線のスペシャルなタレントをチームで生かす規律正しい組織を作り上げているものの、結果論ではあるがゴールまでは一歩届かなかった。ここ一番で最大の力を発揮してくるクロアチアのお株を奪うような勝負強さを身につけられるかが、大会を勝ち抜くためのカギとなりそうだ。
キックオフ時間:2022年11月28日(月)午前1:00
放送・配信予定:NHK|ABEMA