FIFAワールドカップ(W杯)・カタール2022は、日本時間12月6日(火)に決勝トーナメント2試合が開催される。
今回は決勝トーナメント1回戦2試合の見どころ・試合日程を紹介する。
日本対クロアチア|決勝トーナメント1回戦
グループE第3節でスペイン代表に劇的勝利して首位突破した日本と、グループFで2位通過したクロアチアがベスト8をかけて激突する。
ドイツ代表に続いてスペイン代表とW杯優勝経験がある2カ国を下すアップセットを成し遂げた日本は、今大会最大の旋風を巻き起こしている国と言っていいだろう。初のベスト8に向けて、チームはスペイン戦でスタメンからはずれた遠藤航がコンディションを上げており、同じく冨安健洋もスタメン復帰が期待できる状況。一方で、板倉滉を累積警告で欠く上に、3日の練習を体調不良で回避した久保建英の状態は懸念となる。
それでも、日本は今大会でアタッカー陣の層の厚さを示しており、堂安律も絶好調。クロアチアとは1998年大会(0-1)、2006年大会(0-0)に続く3度目の対戦に。ルカ・モドリッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチ、マテオ・コヴァチッチという今大会最高クラスの中盤を擁する強豪だが、勢いで勝る日本が新しい景色を見せてくれることを期待したい。
キックオフ時間:2022年12月6日(火)午前0:00
放送・配信予定:フジテレビ | ABEMA
ブラジル対韓国|決勝トーナメント1回戦
グループG最終節でカメルーンに金星を許しながらも首位通過を果たしたブラジルと、グループH最終節でポルトガルを相手に劇的勝利を収めた韓国が激突する。
ブラジルはカメルーン戦でターンオーバーを採用するも、0-1で敗戦。さらに、ガブリエウ・ジェズスとアレックス・テレスが負傷欠場することが決まった。それでも、選手層は今大会屈指。カメルーン戦でカゼミーロやチアゴ・シウヴァ、リシャーリソン、ヴィニシウスら替えがきかない選手たちを休ませられた点も非常に大きい。ここでしっかりと切り替えて、8大会連続のベスト8入りをしっかりと果たしたい。
一方の韓国はポルトガル戦、ビハインドを背負いながらキム・ヨングォンのゴールで追いつくと、アディショナルタイムにソン・フンミンのお膳立てからファン・ヒチャンが劇的決勝弾をマーク。3大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。南米勢とのW杯での対戦では、これまで6試合して2分け4敗と未勝利で、この試合でもアンダードッグであることは間違いない。それでも、劇的に突破したことでチームのムードは最高潮のはず。ポルトガル戦で今大会初めてゴールに直接関与したソン・フンミンや、ボックス内で強烈なインパクトを残しているチョ・ギュソンらの活躍に期待がかかる。
キックオフ時間:2022年12月6日(火)午前4:00
放送・配信予定: ABEMA