今夏からセリエA王者のナポリの指揮官に就任したリュディ・ガルシア。昨シーズンのセリエB覇者フロジノーネとの開幕戦が日本時間20日に迫る中、『ダゾーン・イタリア』の特番「Dazn Heroes Mestro d’orchestra」に出演した。
ガルシアが見た王者たち
過去にローマで指揮を執り、2シーズンにわたって準優勝の成績を収めた実績を持つガルシア。直近では、サウジアラビアのアル・ナスルの指揮官を務め、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに短期間だが指導を行った。ナポリ指揮官は、38歳のポルトガル人スーパースターが偉大なキャリアを歩んできたことに納得している。
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「クリスティアーノとは、素晴らしい関係を築いていた。なぜ彼があのようなキャリアを築けたのか、その理由を理解できた。アル・ナスルでも、誰よりも早く練習へやって来て、帰宅するのも最後だった。試合のピッチにおいては、練習の時と同様に、信じられないほどにチームをけん引していた」
2013年夏から2年半にわたって率いたローマでは、元イタリア代表のレジェンド、フランチェスコ・トッティに出会った。
「トッティは偉大なカンピオーネ（王者）であり、偉大な人間であり、偉大な選手だ。ピッチにおいて、彼にはプレーが誰よりも早く頭の中で見えていた。そして自身が見たプレーを実現できるクオリティを持っていた」
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古巣ローマやスパレッティとの縁
ナポリでは、ルチアーノ・スパレッティの後任となったガルシア。ローマにおいては、自身の後任にスパレッティが就任するなど、新イタリア代表監督と数奇な縁がある。
「ローマでは私が彼に監督の座を譲り、ここナポリでは彼が私に監督の座を譲る形になった。スパレッティは、ここで偉業を達成しているし、彼のことはとてもリスペクトしているよ」
続いてナポリの新指揮官は、古巣ローマを率いるジョゼ・モウリーニョにも言及したほか、ローマのファンに対する思いを明かした。
「モウリーニョとは親善試合で対戦したことがあったが、これからは競争相手になる。しかし彼が再びローマに歓喜をもたらしたことは、重要なことだったと考える。スタジアムは常に満員だ。また、ローマのファンは私と絆で結ばれている。私がスタディオ・オリンピコで行われたコンサートに行った時、すでにナポリとの契約にサインした後だったが、ファンは優しくて私にエールを送ってくれた」
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最後にガルシアは、ナポリのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏とのエピソードを語った。
「マラドーナとは、ローマで1度、会ったことがある。2014年のことで、私は試合を終えてレストランにいた。すると彼が私のテーブルへやって来て、15分ほど話をした。夢のような瞬間だったよ。だが、一緒に写真を撮ってもらうのを忘れてしまってね。彼はカルチョの歴史の一部だ」
放送・配信予定
- フロジノーネ vs ナポリ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年8月20日（日）日本時間1:30
- 会場：スタディオ・ベニート・スティルペ
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