日本時間3月9日、ヘビー級のアンソニー・ジョシュアが元UFC王者フランシス・ガヌーとボクシングマッチで対戦した。ボクシング2戦目となるガヌーを経験値で大きく上回るジョシュアは、第1ラウンドから見事なパワーパンチを当て続け、計3度のダウンでガヌーを2RKOに葬った。そうなると、ジョシュアの次戦に話題が及ぶのは必然の流れだ。
2度ヘビー旧統一王者に輝いた実績のあるジョシュアは、ウシクに連敗を喫して以来キャリア再興を目指してきたが、ここにきて再び選択肢が広がった格好だ。ガヌー戦後のインタビューですぐさまタイソン・フューリーを呼び出したが、他の選択肢も存在する。
ジョシュアにとって考えられる3人の対戦相手を見ていこう。
タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシクの勝者を待つ
5月18日(※現地時刻)にフューリーとウシクによる4団体統一王者決定戦が行われる。ジョシュアはこの勝者を待つことを選べるが、それは同時に自身の活動をしばらく止めることを意味する可能性が高い。
フューリーとウシクの対戦契約にはリマッチ条項を含んでいるため、フューリー自身が語った通り10月に再戦が行われるのであれば、ジョシュアにとって今年の残る期間を何もせず過ごすことになってしまう。
フューリーはDAZNに対し、ウシクとの2度の対戦を経た後であればジョシュアとの戦いを歓迎すると発言していることから、ジョシュアは2021年9月と2022年8月に連敗を喫したウシクの動向に注目しなくてはならない。
フィリップ・フルゴビッチ
もしフューリーとウシクが長い間空かないようであれば、ジョシュアにとってフルゴビッチとの対戦が選択肢にのぼる。ウシク-フューリー戦後はIBFのタイトルが空位になると予想されており、実際にそうなった場合には特にその選択肢が有力になる。
フルゴビッチ(17勝0敗、14KO)は直近では12月にマーク・デ・モリを1ラウンドTKOで下している。ジョシュアにとってフルゴビッチに初の敗北を味わわせるチャンスとなる。おそらくロンドンが戦いの舞台となろう。
ジョセフ・パーカー
ジョシュアと同じく、パーカーも最近成果を挙げている。2022年9月にジョー・ジョイスに11回KOで敗れて以来、デオンテイ・ワイルダーや張志磊に勝利するなど、5連勝を飾っている。
ジョシュアvsガヌーのアンダーカードとして行われた張志磊戦では、2度のダウンを喫するも判定勝ちを収めている。
ジョシュアは2018年3月にパーカーを判定で破っているが、パーカーが張との試合でWBOの暫定王座を獲得したことは、AJにとって再戦に傾く材料になるかもしれない。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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3月17日(日) 9:00 | セペダ vs. ヒューズ |
WBA、IBF世界ライト級挑戦者決定戦 |
3月24日(日) 4:00 | スミス vs. セペダ |
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3月24日(日) 9:00 | MF&DAZN: X Series 013 |
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