スペインサッカー連盟(RFEF)・審判技術委員会(CTA)のルイス・メディーナ・カンタレホ会長が、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の発言について見解を述べている。スペイン『マルカ』が報じた。
アンチェロッティ監督は30日のラ・リーガ第12節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのジローナ戦(1-1)の試合後、MFマルコ・アセンシオのハンドによってジローナのPKが取られたことについて、次のように不満を述べていた。
「判定について話すのは好きじゃないが、今日はそうさせてもらう。最初の場面については、あまりに明確だった。あれはPKじゃない。手でボールに触れていないからだ。アセンシオとも話したが、彼は胸で触ったと言っている。確かに左手の位置は少し奇妙で、そこにボールが当たっていれば疑いが生じただろう。だが、単純にボールは手に当たっていないんだ。彼らは(PKを)でっち上げたんだよ」
「でっち上げる」はスペイン語でReinventarの動詞が用いられたが、これは直訳して「再発明する」を意味し、こうした場合の表現において「でっち上げる」といった強烈な表現になる。ただイタリア語の同様の動詞Reinventareを用いたPKに関する表現は、イタリアでは日常的に使われており、そこまで強い言葉ではないとの指摘もある。いずれにしろ(RFEF)の保全部門は同連盟の競技委員会に対してアンチェロッティ監督の発言について訴えを起こし、イタリア人指揮官は4試合のベンチ入り禁止処分を科される可能性がある。
そしてCTAのカンタレホ会長は、アンチェロッティ監督の発言が建設的ではなく、ただ敬意を欠いたものであったとの見解を示している。
「アンチェロッティはどのような問題も起こすタイプの人物ではないと認知している。ただ審判は的確な判定をする一方、間違いを犯すこともあるのだが、何かをでっち上げることはしない」
「シーズンの最初、各チームに対してはハンドについてとてもグレーなものがあると説明していたはずだ。腕が開いているか、閉じているが、審判にとって位置がつかみづらいハンドがあるとね」
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