アトレティコ・デ・マドリードは9日のラ・リーガ第14節、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦を0-1で落とした。ディエゴ・シメオネ監督は、結果がまったくついてこない現状にも、選手たちのプレーする姿勢に希望を見出しているようだ。
公式戦ここ4試合で勝利から見放され、チャンピオンズリーグ敗退を強いられただけでなくヨーロッパリーグ出場すらも逃したアトレティコ。この試合でも低調なパフォーマンスは変わらず、16分にFWベダト・ムリキの先制点を許して、同点に追いつけぬまま試合終了のホイッスルを聞いた。これで公式戦5試合、ラ・リーガでは3試合勝利がなく、勝ち点を24から伸ばせず6位まで後退している。
まるで11年前、シメオネ監督が到着する以前のチームに戻ってしまったアトレティコだが、しかし指揮官本人はこの試合からポジティブな要素をすくい取っている。アトレティコは後半途中から猛攻を仕掛けて決定機を量産したが、試合後会見に出席したシメオネ監督は、選手たちのあきらめない姿勢を何よりも強調している。
「チームはどんな瞬間にも、決してあきらめることがなかった。あきらめた姿は一回も見ていないし、それが私に力を与えてくれる」
「今日はあの1失点が私たちをかき乱してしまった。こうした問題を起こさないこともできるはずなんだ。チームは結果を求めて、最後まで試合をあきらめなかった。それは現状を変えられると信じるためのエネルギーをくれる」
「チームの何が悪いのか? 私たちは相手の最初の攻撃でいつもミスしている。いつもビハインドを負いながら試合を進めなければいけない状況だ。そうなれば結果をつかむのは難しい。それでも60分以降、チームは状況を逆転させようという意欲を示した。レギロンの途中出場は良かったよ。ヘイニウドはまた異なる特徴を持つ選手だが、ずっと出ずっぱりでパフォーマンスが落ちていた」
ラ・リーガは第14節終了後、ワールドカップの中断期間に突入する。
「仕事に取り組むための時間を少し手にできるね。ワールドカップ終了後、選手たちが状況を逆転させる意思とともに戻ってくることを期待している」
「状況は……、確かに難しいよ」
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