ビジャレアルは26日、キケ・セティエン新監督(64)の就任会見を開いた。
アストン・ヴィラに引き抜かれたウナイ・エメリ監督の後任として、ビジャレアルから招聘されたセティエン監督。バルセロナ指揮官の座を解任されて以降、じつに2年3カ月ぶりの現場復帰となるが、ビジャレアルが指導者を務めるのに理想的なクラブ/チームであるとの見解を示した。
「指導をする意欲はもうそこまで持っていなかった。この2年間、いくつかのオファーを受け取ったものの、結局は断ったんだよ。私はこのような場所にやって来たかった。ビジャレアルは、私が大切だと思う価値観を持っているクラブなんだ」
「ビジャレアルからのオファーは予期していなかった。最初は冗談かと思ったよ。彼らが監督を必要としているとは知らなかったからね。もし今回オファーを受け取っていなかったら、監督復帰はしていなかったかもしれない。40年やってきて、もうキャリアを終えようかとも考えていたんだ」
故ヨハン・クライフ氏の信奉者で、バルセロナに憧れを持っていたセティエン監督だが、実際に同クラブで指導するとうまくいかず、バイエルン・ミュンヘン相手に2-8という歴史的大敗を喫して解任の憂き目に遭った。当時のことについては、次のように振り返っている。
「あそこでの私は私じゃなかった。私になれなかったんだ。あの経験が糧になればいいし、あの頃から状況は変わっていくのだと確信しているよ」
セティエン監督はもちろん、ビジャレアルでもポゼッション重視の攻撃的フットボールを実践していく考えだ。
「確かにエメリと私は異なる点がいくつかある。現在のチームには、このまま活用できるところも修正を施していくところもある。重要なのは選手たちが私のスタイルを知っていることとなる。私はこれまでのチームからエメリのスタイルを感じられた。これから君たち(報道陣)が私のスタイルを感じられれることを期待している」
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