2022年のF1第18戦日本GP決勝が9日行われた。
現地鈴鹿は午前中はドライコンディションだったが、12時を過ぎると雨が降り始め、レコノサンスラップの13時半には完全にウェットとなった。また、ここでピエール・ガスリーはピットから出られず、ピットスタートとアナウンスされた。
14時までに雨は弱くならず、全車インターミディエイトを第1スティントに選んだ。ブラックアウトとなり2番グリッドのシャルル・ルクレールがマックス・フェルスタッペンのインを取るも、ターン1でフェルスタッペンはアウトから攻め、ルクレールにトップを譲らず。
後方ではセバスチャン・ベッテルがスピンで順位を大きく落とす。セクター2区間ではカルロス・サインツがスピンからバリアに激突し、そのままリタイアとなった。コース脇の看板が剥がれ、その看板をピエール・ガスリーが拾って、ピットまで戻るという事態になっている。アレクサンダー・アルボンもオープニングラップでスピンを喫し、リタイアを余儀なくされた。
安全面での不安があるとして、この後レースはセーフティーカーが入り、3/53周目で赤旗中断となった。
40分ほどの中断を経て、14時50分よりセーフティーカー先導でのローリングスタートとアナウンスされる。だが結局雨は弱くならず、再開がさらにディレイとなった。
メディカルカーが周回を重ね、レース残り時間1時間55分からカウントが始まる。だが走行条件が良くならず、トラック上は川ができる状況に。それから1時間以上もの中断を経て、16:15よりセーフティーカー先導、ローリングスタートでレース再開との裁定に。各マシンはフルウェットタイヤに履き替え、トラックへと出ていった。
セーフティーカー先導で周回を重ね、残り時間40分でセーフティーカーエンドとなり、フェルスタッペン、ルクレール、セルジオ・ペレスの順番でレースが進む。後方ではベッテル、ニコラス・ラティフィがセーフティーカー明けのタイミングでインターミディエイトに履き替えた。
ベッテルとラティフィのペースが良いことから、次の周には続々インターミディエイトにチェンジするドライバーが続出。角田もここでインターにチェンジしている。
するとインターミディエイトに履き替えたフェルスタッペンとルクレールはペースが速いことから、フルウェット勢を次々にオーバーテイク。
ほとんどのマシンがインターミディエイトに変更した残り30分時点で、フェルスタッペン、ルクレール、ペレス、エステバン・オコン、ルイス・ハミルトンという順番に。角田は先にタイヤを替えたベッテルとラティフィに先行され、10番手を走行している。
フェルスタッペンが2番手ルクレールを突き放していく展開となり、残り20分で両者の差は11秒まで広がった。ここからフェルスタッペンはタイヤをいたわり、ペースコントロールしながら周回を重ねていった。
後方では角田がジョージ・ラッセルに抜かれ、11番手に順位を落とした。その後角田はランド・ノリスの後ろに付けるも、なかなかオーバーテイクをすることができない。
すると、残り12分で再度新品のインターミディエイトに変更するマシンが出てくる。新品インターはラップペースが4~5秒速いことから、角田も新品にチェンジ。11番手から16番手まで順位を落とし、第3スティントに入った。
第2スティント勢はステイアウトしたままでなんとかポジションを守ろうとする一方、第3スティント勢はラップペースが速く、オーバーテイクを次々に仕掛ける状況となる。
角田もミック・シューマッハ、バルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセンを追い抜き、残り1分で13番手となった。
結局レースはフェルスタッペンが後方ルクレールに27秒の差をつけてフィニッシュ。そしてルクレールはファイナルラップにブレーキで苦しみ、シケインをカットしてしまう。2番手フィニッシュながら5秒ペナルティが科され、レース直後に3位降格となった。
優勝フェルスタッペン、2位ペレス、3位ルクレールとなったことから、フェルスタッペンの2022年総合優勝が確定。鈴鹿でドライバーズタイトル2連覇を達成している。
4位オコン、5位ハミルトン、6位ベッテル、7位フェルナンド・アロンソ、8位ラッセル、9位ラティフィ、10位ノリスまでが入賞となっている。
角田は13位でフィニッシュとなり、初の母国GPで入賞こそできなかったが、終盤の追い上げで順位を大きく上げるなど、存在感を示すレースとなった。
第18戦日本決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/シャルル・ルクレール/フェラーリ
4/エステバン・オコン/アルピーヌ
5/ルイス・ハミルトン/メルセデス
6/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
7/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
8/ジョージ・ラッセル/メルセデス
9/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
10/ランド・ノリス/マクラーレン
11/ダニエル・リカルド/マクラーレン
12/ランス・ストロール/アストンマーティン
13/角田裕毅/アルファタウリ
14/ケビン・マグヌッセン/ハース
15/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
16/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
17/ピエール・ガスリー/アルファタウリ
18/ミック・シューマッハ/ハース
-/カルロス・サインツ/フェラーリ
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~4月9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第17戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第18戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |