レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて意気込みを表している。
レアル・ソシエダでは唯一カタールW杯に臨む選手となった久保は、同クラブのオウンドメディアとのインタビューで所信を表明。キャリア初のW杯に満足な形で参加できるのは今夏加入したソシエダのおかげであることを強調しつつ、グループステージ首位突破など、大会で大きな足跡を残す意欲を示している。
「大きな期待を抱いています。すべての選手、どんな選手にとっても、ワールドカップに参加することは夢ですから」
「誠実に言わせてもらって、レアル・ソシエダに加入するまでは(日本代表の招集メンバー)26選手に含まれていませんでした……まあ、入っていたかもしれませんけど、ラ・レアルにいたこの4〜5カ月間で僕のステータス……ステータスというか状況は変化しましたね。真面目に言いますが、ラ・レアルのチームメート、コーチングスタッフがいなければ、ワールドカップに固定メンバーとしてたどり着くことはありませんでした」
「以前にも言いましたが、このチームは選手たちをより良くしてくれます。自分にしても、ブライス・メンデスにしてもそうかもしれませんし、アレックス(・ソラ)やモモ(モハメド=アリ・チョー)も……。新しく入ってきた選手たち……まあスルロットは前にもいましたけど、新入りたちは昨季と比べてさらに良い成果を手にしています。モモについては昨季ラ・リーガにいなかったのでそこまで知らないですが、このチームは選手たちをより良くしてくれるんです」
「僕たちのグループにスペイン、ドイツ、コスタリカがいますが、どのチームのこともみくびることはできません。僕たちは一つのメンタリティーでもって立ち向かう必要があります。それは何て説明すればいいか……『リスペクトを持ちつつ、でもビビらずに』って言い方になりますかね。というのも8年前、僕の記憶が確かであれば、コスタリカは今回よりも難しいグループに入りながら1位か2位で突破を果たしていますし、彼らをみくびることはできません。残りの2チームについては、話す必要すらないでしょう」
「僕にとっては最初のW杯です。最後にならないことを願っていますが、とにかく僕は今から迎えるこの大会のことだけに集中してきましたし、大きいことをやってのけたいです。グループ1位になることは難しいと知っていますが、始まってみないと誰にも分からないことですよね」
久保はまた、今回のW杯が冬季開催であることについて、自身の見解も口にしている。
「ちょっと変ではありますよね。僕がテレビで見ていたときはいつだって夏にやっていましたし、なぜこうなったのか自分には分からないです。おそらくカタールの夏はものすごく暑いので冬になったんだと思いますけど」
「大会への準備期間は少なく、大会後にも多くの試合が控えていますね。W杯後に休みがないのは奇妙ですが、それでも昨日までラ・レアルに集中していたように、W杯も終わるまでしっかり集中して、それから再びラ・レアルに気持ちを切り替えたいと思います」
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